私たちは日々、さまざまなストレスを体験しながら生活しています。適度なストレスは心を活性化させ、悩みは新たな成長にもつながります。しかし、ストレスがあまりに大きすぎると、日々の生活に疲れ、心身に不調をきたします。仕事や生活がうまくいかなくなると、そのことが新しいストレスになります。そういう時はまずひと休みして、それから対処方法を考えましょう。
ご自分なりの方法が効かない時、ご家族やご友人に相談するといいかもしれません。精神科医に話してみるというのも一つの方法です。時には誰かの力を借りることが必要ではないでしょうか。
ゆっくり過ごしてみても、信頼できる人に相談してみても、回復が実感できない時は、服薬も役に立ちます。精神科や心療内科の薬に抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、きちんと服用していただければ、他の薬と大きな違いはありません。その方の状態に合わせ、必要な量を処方させていただきます。薬物治療に関しては、治療ガイドライン等を参考にしています。
よりよい方向に向かうためには何が必要か、みなさまと考えていきたいと思います。ご自身の状態や病気のことを理解し、納得して治療を受けていただけるよう、わかりやすい説明を工夫します。みなさまからも、お気軽にお尋ねください。
できることは小さいかもしれませんが、みなさまの不調が少しでも軽くなるように努めていきたいと思います。
次のような症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
● よく眠れない
● 気分が沈みがち
● 不安で電車やバスに乗れない
● 人前で緊張しやすい
● 学校・会社に行けない
● 同じことを何度も確認してしまう
● 緊張すると腹痛や下痢がおこる
● 動悸や息苦しさを感じる時がある
● 呼吸が早くなって倒れそうになる
● 人の視線がひどく気になる
● 外出するのが億劫・怖い
思春期・青年期の方の受診もお受けしています。
未成年の方には、初診時に保護者の同伴をお願いいたします。
未就学や小学生の方の治療については、専門医受診をお勧めいたします。
完全予約制
あらかじめお電話で予約状況をご確認ください。
ご予約のお電話で、ご相談の内容を簡単にお伺いします。
当院で治療・ご相談をお受けすることが難しい場合がありますので、ご了承ください。
予約状況と患者様のご都合により受診日を決めますが、お時間につきましては、こちらで指定させていただきます。
転院をご希望の場合、まず現在の主治医にご相談されることをお勧めします。これまでの治療方針や治療経過を把握でき、今後の診療を円滑に進めるのに役立ちますので、紹介状をご依頼いただければ助かります。
紹介状の依頼が難しい時には、処方内容のわかるお薬手帳などをご持参ください。
初診の流れ
まず問診票を記入していただきます。
受診に至る経緯をお尋ねするものです。その他生活歴など細かく質問を設定していますので、30分ほどお時間をいただきます。
ご記入の内容を確認した後、医師の診察となります。
医師の診察には1-2時間(平均1.5時間程度)かかります。
お待たせする時間も多少ありますので、ご来院からお会計まで2-2.5時間ほどかかります。
院外処方
当院では処方箋を発行します。ご希望の調剤薬局へ処方箋をお持ちになり、薬をお受け取りください。
初診時にかかる費用
初診の場合、初診料[282点]、通院精神療法[400点]が、算定されます。
1点10円ですので、3割負担の方の場合、
682×10×0.3=2046 ⇒2,050(円) になります(五捨五超入)。
*精神療法は、精神保健指定医が30分以上診察した場合に算定
さらに、20歳未満の方は、思春期加算[350点]、
処方があった場合は、処方せん料[68点あるいは70点]が加算されます。